
生体のしくみと機能とは
生体のしくみは構造や構成要素に関する話で、生体の機能はそれらがどう働くかを示しています。
生体の「しくみ」とは
生物の構造的な部分に関するものです。たとえば:
- 細胞:生命の基本単位。すべての生物は細胞からできている。
- 組織:似た働きを持つ細胞が集まってできる(例:筋肉組織、神経組織)。
- 器官:複数の組織が集まって特定の機能を担う(例:心臓、肺、腎臓)。
- 器官系:器官が連携して働くシステム(例:消化器系、循環器系、神経系)。
生体の「機能」とは
その仕組みを使って生物が実際に行う働きです。たとえば:
- 呼吸:酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する。
- 消化・吸収:食べた物を分解し、栄養素を体に取り入れる。
- 循環:血液が栄養素や酸素を全身に運ぶ。
- 排泄:不要な物質を体の外に出す。
- 運動:筋肉や骨を使って体を動かす。
- 情報伝達:神経やホルモンで体内の指令を送る。
- 免疫:病原体から身を守る仕組み。