『GLP-1ダイエット』高麗人参（オタネニンジン）は栽培年数と発酵で選ぶ！

はじめに

『GLP-1』ダイエットは本当に痩せる？効果と副作用を解説にてGLP-1が血糖値上昇を抑制してくれることを、『痩せサプリ』ドクタースタイルのGLP-1ダイエットにて、体内のGLP-1分泌を促すことで筋肉中の糖が消費されやすくなって基礎代謝を向上させ得る可能性があることを紹介しています。

GLP-1ダイエットを訴求する痩せサプリに、高麗人参（オタネニンジン）を含有するものがあります。これは、高麗人参に含まれる人参サポニン（ジンセノサイド）がGLP-1分泌を促す有効成分として作用することに起因します。

高麗人参（オタネニンジン）のグレード

『GLP-1』ダイエットは本当に痩せる？効果と副作用を解説にて、GLP-1が血糖値上昇を抑制してくれること、『痩せサプリ』ドクタースタイルのGLP-1ダイエットにて、体内のGLP-1分泌を促すことで筋肉中の糖が消費されやすくなって基礎代謝を向上させ得る可能性があることを紹介しています。

しかし、ひとことに高麗人参（オタネニンジン）といってもサプリメントに配合される原料のグレードは様々です。このグレードは、産地や栽培年数に依存するものですが、特に栽培年数が長期間であるほど含有される人参サポニン量が増加することから、1年根から6年根までを等級分けして表記することもあります。

また、高麗人参（オタネニンジン）は、そのままサプリメントの原料とするよりも、ひと手間加えて発酵高麗人参とする方が、人体の代謝システムに対しての生理効果がより高いとされています。

これらのことから、6年根以上の高麗人参（オタネニンジン）で、且つ、発酵させた高麗人参を含有するサプリメントを選択することが、ダイエット目的の「痩せサプリ」をセレクトする場合には「より好ましい」と言えます。

高麗人参（オタネニンジン）の作用メカニズム

高麗人参を摂取すると、その有効成分である人参サポニンが体内の腸内細菌により代謝されてM1（compound K）という物質に変換され、この物質が様々に有用な生理活性を発揮することが知られています。

しかし、人参サポニンをM1に変換する代謝能力には個人差があり、中にはM1を生成できない人もいます。高麗人参はダイエット目的だけでなく、滋養強壮など様々な目的に用いられますが、稀に「全く効果が感じられない」という人がいるのは、個々人の人参サポニンの代謝能力の違いに起因すると考えられます。

発酵でGLP-1分泌を促進

これに対し、高麗人参（オタネニンジン）をあらかじめ発酵させることにより、含有される人参サポニンがM1（もしくはM1類似物質）に変換されて高活性型サポニンとなるため、未発酵の高麗人参を摂取する場合と比較して、顕著な生理活性を示すことが知られています。

例として、GLP-1対する生理活性を紹介します。長瀬産業株式会社の研究レポートでは、高麗人参（オタネニンジン）を乳酸菌A221株で発酵させ、人参サポニンを高活性型サポニンに変換して用いることにより、腸管L細胞様株（NCl-H716細胞）に添加した場合のGLP-1分泌促進作用が2倍近く向上することが報告されています。

また、株式会社エフアイコーポレーションは、高麗人参（オタネニンジン）と発酵高麗人参を比較した場合、摂取後のM1吸収量は15倍、M1吸収速度は4倍になることを、血中濃度から明らかにしており、発酵高麗人参の顕著な優位性を示しています。